「国語」の近代史
安田敏明。「国語」の近代史 帝国日本と国語学者たち。中公新書 1875、2006、ISBN4-12-101875-3
政治に翻弄され続けた「国語」ということ。近代化のためには言語の整備は必要だから、技術的な発展は致し方がない。その上での話。日本語もある意味大言語であり、多様な言語の絶滅に手を貸している形になっているのも、理由のあることのようだ。
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安田敏明。「国語」の近代史 帝国日本と国語学者たち。中公新書 1875、2006、ISBN4-12-101875-3
政治に翻弄され続けた「国語」ということ。近代化のためには言語の整備は必要だから、技術的な発展は致し方がない。その上での話。日本語もある意味大言語であり、多様な言語の絶滅に手を貸している形になっているのも、理由のあることのようだ。
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白石拓。トンデモない生き物たち。宝島社、2006、ISBN4-7966-5318-X
二次資料をさらにまとめた、著者厳選の動植物の生態の話題集。読み物である。よくしらべている、というのが素直な感想で、直接の研究者でも専門家でもないので、迫力はない。
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北原保雄 著、みむらくみ子 画。日本語どっち!?。金の星社、2006、ISBN4-323-07086-1
ぎくりとしたのは二件で、全体的にやさしい。問題を選んでいて、灰色領域が少ないからだろう。第6章の正しい漢字を書け、では、怪しいのはすぐにわかるが正解がなかなか思い出せず。最近は電子辞書に頼りっぱなしである。たまには言海まで見るが。
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博学こだわり倶楽部 編。関西人の謎でんねん!。KAWADE夢文庫K736 河出書房新社、2006、ISBN4-309-49636-9
内容に注目しだすときりがないが、要は笑うポイントはここですよ、ということ。いろんな本から「関西」の特異性をまとめた話題集。「てんぷら」とか「~回生」などは、さんざん言い尽くされているはず。読んでも知識が増えるわけではない。
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秋山徹、河府和義 編。阻害剤活用ハンドブック 作用機序・生理機能などの重要データがわかる。洋土社、2006、ISBN4-7581-0806-4
酵素の働きなどを抑える薬の話で、医薬品もあれば実験用の薬剤もある。アスピリンのような良く知られたものから、今をときめく医薬品や、聞いたこともないものまで300種近い物質の総覧。構造式と機能が簡単に書いてある。医学系の本のようだ。
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杉本榮一 監修、電気・電子材料研究会 編。図解 エレクトロニクス用 光学フィルム。工業調査会、2006、ISBN4-7693-4208-X
液晶を挟んでいるガラスの両側には、何重もの光学的機能のある樹脂膜が貼られている。それらの各企業からのプレゼンテーション集。原理的なところも分かる構成。最近の液晶画面は明るくてくっきりしていると思ったら、液晶以外の革新も多数あったということ。
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◆特集◆クラインの見た正20面体。数学セミナー 46(1) 2007-1、日本評論社、ISSN0386-4960
面白いことは面白いのだが、5次関数に関してはいまいちすっきりせず。多分、編集部の意図と若干すれ違いだろう。前半の話題は正20面体の対称性だが、三次元と四次元の特異性に触れないといけない。後半はもっとずっと奥がありそう。
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米山正信。新装版 化学ぎらいをなくす本 化学再入門。講談社ブルーバックス B-1534、2006、ISBN4-06-257534-5
内容的にはオーソドックスな高校化学の本。二人の対話形式で始まり、つかみかと思ったら、最後まで同じ調子。私にはかえって読みにくかった。最後にまとめの表でもあれば良かったかと思う。
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グーテンマッヘルV、ヴァシーリエフNB 著、蟹江幸博、佐波学 訳。直線と曲線 ハンディブック。共立出版、2006、ISBN4-320-01811-7
直線や円の運動で進めて行く初等幾何学の本。といっても、学校幾何とはずいぶん違う。円錐曲線や包絡線もどんどん出てくる。本来の幾何はこんな感じ。計算機で図形を実際に描いている人には面白いだろう。包絡線の方程式は出そうで出ない。
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清水良典。2週間で小説を書く!。幻冬舎新書 008、2006、ISBN4-344-98007-7
私は技術文書しか書かないのだが、構想ノートを作る点が小説作りといっしょとは、いささか驚いた。文章という点が一致するのか、回り回って同じ作業になっている。ただし、描写する相手は数式や理論や機構。
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原信太郎。スーパー鉄道模型 わが生涯道楽。講談社+α新書 321-1 D、2006、ISBN4-06-272403-0
本の内容は他愛のない思い出話なのだが、日本にもこれだけ年季の入った鉄道模型収集家がいたのかと感心した。氏自身は鉄道関連産業には関係していないようで、純粋の趣味。それが良かったのだろう。
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橋元淳一郎。時間はどこで生まれるのか。集英社新書0373G、2006、ISBN4-08-720373-5
第三章では考察のスケールに誤解があるし、第四章の時間を逆行する粒子はファインマン氏のウケ狙いの説明。100ページあたりから面白くなるのかと思ったら、突然終了して、よくわからない長大な付録に突入。ごまかしている点を自ら述べているのは正直。
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NHK「恐竜」プロジェクト 編、小林快次 監修。恐竜vsほ乳類 1億5千万年の戦い。ダイヤモンド社、2006、ISBN4-478-86054-8
現時点までに明らかとなった、中生代通じての恐竜と哺乳類の物語。ビジュアル版よりも活字の方が分かりやすい面もある。新発見が相次いでいるようで、そのうち物語も組めないほど多様化するのだとは思うが、今はまだ細い隙間から断片が見えているのみ。
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海老原充。化学新シリーズ 太陽系の化学―地球の成り立ちを理解するために―。裳華房、2006、ISBN4-7853-3217-4
太陽系の化学組成の話題。だから、核反応が主体で、分析が化学ということ。詳しく、慎重に調べることによって、太陽系の起源や構成が分かる。地道な研究だが、得られるものも大きい。日本の探査衛星「はやぶさ」の意義も分かる。
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布施克彦。昭和33年。ちくま新書 633、2006、ISBN4-480-06335-8
巧妙に取捨選択されている感じはするものの、一応のデータはある時代考証。ただし、結論がトホホなのはいつもの調子。何を隠そう、私の生まれ年(1958)だが、その世代の話は無し。合意できるのは、楽しい時代ではなかった、その一点か。
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特集1 “今こそ”学ぶ、ディジタル演算回路設計。デザインウェーブマガジン 12(1) 2007-1、CQ出版社
パソコンでは標準で超高速の浮動小数点演算機構があるので一安心、と思っていたが、最近もマイコン上での演算に工夫をこらしたりして、まだまだいろいろある。本特集の前半はお話。昔やったような悲壮な裏技(要は写像)はなく、正攻法の範囲内。
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NHK「恐竜」プロジェクト 著、小林快次 監修。恐竜vsほ乳類 1億5千万年の戦い ビジュアル版。ダイヤモンド社、2006、ISBN4-478-86053-X
コンピュータグラフィックスの絵をふんだんに利用して、物語風に仕上げた図鑑。哺乳類は意外に早く出現したのに、中生代を通じて、猛獣はほんの一握りだった。発展している分野のようで、数年で見解が変化して行くのが面白い。
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特集 高性能アナログ搭載マイコンの世界へ 超低電力動作! アンプ/フィルタ/A-D/D-A/表示ICの外付け不要! 基板、CD-ROM付。トランジスタ技術 44(1) 2007-1、CQ出版社、ISSN0040-9413
この規模の組み込みマイコンの競争は熾烈で、今回は高性能のAD/DA変換器の付いたマイコン基板付きの特集。付加回路により、簡単なデータ収集器として利用できそうである。記事を見てからICをながめると、その小ささに二度目のびっくり。
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金田一秀穂。ふしぎ日本語ゼミナール。生活人新書 204 日本放送出版協会、2006、ISBN4-14-088204-2
面白いのは認めるが、何となくこの著者の文章に違和感を抱くのは、多分話題が心理学に偏りがちなこと。論理的に攻めても面白いものは面白い。アンケートまではするようだが、しっかりした分析が欲しい。
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デリーH、根上生也 訳。数学100の勝利 Vol.3 空間と星の問題 シュプリンガー数学クラブ 第6巻。シュプリンガー・フェアラーク東京、2006(1996)、ISBN4-431-70702-6
立体幾何と球面幾何(航海の計算)と天文の計算の初歩。コンピュータグラフィックなどでは周知なのに、これも授業でほとんどやらない話題。ただし、近い問題で解けない問題は上がっていない。正攻法でここまで解ける、ということで、実用とは別。
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デリーH、根上生也 訳。数学100の勝利 Vol.2 平面図形の問題 シュプリンガー数学クラブ 第5巻。シュプリンガー・フェアラーク東京、2006(1996)、ISBN4-431-70701-8
これもなぜか日本の数学教育ではすっ飛んでいる円錐曲線の話題、包絡腺もしかり。昔の子供向け数学図鑑には書いてあったものだが…。さらに射影や反転操作が出ている。数学感覚とは、このようなものだと思う。
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デリーH、根上生也 訳。数学100の勝利 Vol.1 数と関数の問題 シュプリンガー数学クラブ 第4巻。シュプリンガー・フェアラーク東京、2006(1996)、ISBN4-431-70687-9
Vol.2を見て欲しくなったのだが、ついでに他の巻も手に入れることとした。Vol.1は整数論や級数展開が主で、アーベルの定理まで行ってしまう。日本の学校数学は計算から微積分に直行してしまうので、完全にすっ飛んでいる話題。若いころに見たかった。
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1チップMSX付属CD-ROM。D4エンタープライズ、2006
昔の8bitパソコン、MSXの再現機、1チップMSXの付属CD-ROM。訳あって遅れて送られてきた。圧巻はシステムの回路図に相当するVHDLファイル。生半可にしか分からないが、それでも迫力満点。同梱の付属マニュアルも深読みすると面白い。
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