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日本のアールデコ

末續堯。日本のアールデコ。里文出版、2006(1999)、ISBN4-89806-251-2
1920~1930年頃だから、大戦にまだ間がある、あの時代。機能的すぎず過剰でもない、ちょっと余裕がある人々のための、見れば分かる装飾の様式なのだが、定義の決定版はないようだ。カバーの絵を見れば分かるように、永久に再現できない、あの時代の様式。

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「風が吹けば桶屋が儲かる」のは0.8%!?

丸山健夫。「風が吹けば桶屋が儲かる」のは0.8%!? 身近なケースで学ぶ確率・統計。PHP新書 410、2006、ISBN4-569-65432-0
大学初年度の確率・統計授業の「(落語でいう)つかみ」集、の感じ。話術で入門する統計学の考え方。結構高度な考えも入っている。直接に役立つかは微妙。しかし、著者の出身の農学部は近代統計学の発祥の地のためか、不思議な迫力がある。

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シンセサイザーの全知識

安斎直宗。シンセサイザーの全知識(改訂新版、第3版)。リットーミュージック、2005、ISBN4-8456-0852-9
シンセなのだから、やっぱり合成音が魅力、という当然の帰結。これが、一時期当たり前でなかったのだから、やはり変だったのだ。ただし、使いやすくなったのは最近のことらしい。原理は周知らしいが、技術は進む。

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食べる日本語

塩田丸男。食べる日本語。講談社+α新書 174-2 C、2006、ISBN4-06-272376-X
食事や食材に関する日本語の随筆。大戦前をわずかでも知っている人の文章には豪快なところがあり、この軽い本にも片鱗がある。とはいえ「瓢箪にワイン(168頁)」はまいった。酒→瓢箪の発想が必要で、実物は知っているが、使っているのは見たことがない。

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組み込みソフトウェアの設計&検証

藤倉俊幸。組み込みソフトウェアの設計&検証 割り込み動作からRTOSを使った設計、ツールによる動作検証まで。Interface増刊 テックアイ vol.34、2006。
前半はマイコンのプログラミングの話で、割り込みとタスク間通信の話題。後半は動作検証のための状態遷移解析。前半は話題が集まっていて便利。ガイドライン的な書き方が多く、たぶん実用的と思う。いわゆるパイプ接続はないが、もうだめなのだろうか。

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VAIO type U ガイドブック

アスキー書籍編集部。VAIO type U ガイドブック。アスキー、2006、ISBN4-7561-4772-0
話題のゼロスピンドル・パソコンの紹介本。小さいのもよいが、軽いのが特長。プレゼンには小さなアダプタが必要なようだ。仕様は平凡だが小さいだけでも魅力は十分。これが成功しないと次世代の個性的な製品は期待できない。

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宇宙を読む

谷口義明。カラー版 宇宙を読む。中公新書 1856、2006、ISBN4-12-101856-7
探査機や巨大望遠鏡や宇宙望遠鏡による最新画像の見どころを集めた天体写真集。次々に衝撃的な画像が送られてくるため、理論が追いついていない現状。解明を待つ、宇宙からの手紙(p67)。

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古典電脳物語

鈴木哲哉。古典電脳物語 8085、Z80、CP/M、タイニーBASIC... マイコン黎明期のコンピュータの自作法。ラトルズ、2006、ISBN4-89977-161-4
1970年代のマイコン自作気分に浸るための本。作ること自体に意義があるらしく、ゲーム等で遊んだ形跡はない。それに、他の記事でもそうだが、なぜか端末やクロスコンパイラは使って良いらしい。救いは、想像をはるかに超えた性能に驚くのは、当時と同じ感激。

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〈カラー図解〉楽器のしくみ

緒方英子。〈カラー図解〉楽器のしくみ。日本実業出版社、2006、ISBN4-534-04025-3
みごとなアングルの写真による、オーケストラ楽器の紹介。作者の楽器歴のせいか木管に関する文章がとても楽しそうに見える。お手入れグッズは楽器店では目立つが、書籍での紹介は珍しいだろう。楽器自体の話で、奏法や音色については簡単。

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「大きなかぶ」はなぜ抜けた?

小長谷有紀=編。「大きなかぶ」はなぜ抜けた?謎とき世界の民話。講談社現代新書 1848、2006、ISBN4-06-149848-7
文部省のプロジェクトの研究成果を一般向けに紹介した本。著者多数。「伝承の現場」がテーマである。伝承を伝える人や場所を見てきた著者らの記述を眺める、という塩梅。何が証明されたのかよく分からぬが、新人類学者の書きようがおもしろかったりする。

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科学の考え方・学び方

池内了。科学の考え方・学び方。岩波ジュニア新書 272、2006(1996)、ISBN4-00-500272-2
書かれるべきことは書かれていると思うし、洞察もある。これでよいとは思うが、あとがきにあるように、やや狭い。著者の出身である理学部(science)と他の理系の学部では真実の捉え方に若干の齟齬があること。もう一つは不確実性のキーワードがないこと。

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C言語による組込み制御入門講座

大須賀威彦。C言語による組込み制御入門講座 H8マイコンで学ぶプログラミングとデバッグ技法。電波新聞社、2006、ISBN4-88554-916-7
開発元半導体メーカの教育部門出身の方らしく、ゆったり落ち着いた、しかし必要十分な解説。惜しむらくは、取り上げられたマイコンH8/3052Fが非常に強力なので、10%程度の能力しか解説されていない。OSを使い、2~3プロセスの同時稼働は楽々か。

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オートマチックトランスミッション[構造・作動・制御]

山森隆宏、柴山尚士、雨宮泉。オートマチックトランスミッション[構造・作動・制御]。山海堂、2006(2005)、ISBN4-381-08847-6
トルクコンバータの動作に興味があって見てみたのだが、肝腎のところが分からず。しかし、電子制御の概要が分かったので収穫はあった。実に細かい時系列の制御で、ソフトの工数が多大になっているのが理解できる。

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ハイビジョン時代のビデオ・システムを理解する

特集1 ハイビジョン時代のビデオ・システムを理解する~地上デジタル放送、BLu-ray、HD DVD製品を支える基板技術~。DesignWave Magazine 11(8) 2006-8、CQ出版社
結構な紆余曲折の末、ついにハイビジョン関連技術が身近になってきたらしい。「絵作り」の記事が面白くて、日本語特有の表現らしい。必ずしも忠実性と矛盾するものではなく、趣味性の高い領域に達した、ということだろう。

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分割から入る幾何の世界

◆特集◆分割から入る幾何の世界―…デーンの定理…―。数学セミナー 45(8) 2006-8、日本評論社、ISSN 0386-4960
多角形の面積は素朴なのに、多面体の体積は素朴には定義できない。回路網あたりの話はおもしろかったが、今回は勢いがいまいち。三次元グラフィックスの実学は大いに進んでいると思えるので、理論の方もよろしく。

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英語の発想がよくわかる表現50

行方昭夫。英語の発想がよくわかる表現50。岩波ジュニア新書 502、2006(2005)、ISBN4-00-500502-0
私がふだん接しているのは技術系の英語なので、本当に簡単な文法の文と専門用語の羅列が続く。それでも、読者を引き込む書き方はある。本書は文学指向だが共通する部分は多い。基本文法は卒業した人向け。

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機械を動かす電気の極意【自動化のしくみ】

望月傳。電気と機械の結合点がよくわかる イラスト・図解 機械を動かす電気の極意【自動化のしくみ】。技術評論社、2004、ISBN4-7741-2065-0
機械と電子(アナログ・ディジタル)の両方が負帰還ループに入った系の、設計の基礎事項をていねいに解説した本。問題が起きうる箇所の解説がもう少々欲しかったが、概略は分かる。弾力とガタと動き出すときの摩擦の変化がキーポイントらしい。

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イラストだから簡単! なんでも自分で修理する本

片桐雅量。イラストだから簡単! なんでも自分で修理する本 洋泉社MOOK。洋泉社、2006、ISBN4-86248-051-9
水まわり、窓や床や壁、自転車などの簡単な修理法の図解集。見ればすぐ分かるものが多く、どちらかというと用語の収集のための購入。

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サンスクリット

フィリオザPS、竹内信夫 訳。サンスクリット。文庫クセジュ901 白水社、2006、 ISBN4-560-50901-8
言語としてのサンスクリットの歴史。口述と哲学的伝統のために調査は極めて困難な模様。それでも何とか一つのストーリとしてまとめている。日本では文字の印象が強烈だが、一文字も示されていない。

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梵字・サンスクリット文字の第一歩

山中元。梵字・サンスクリット文字の第一歩 「文字の練習帳」シリーズ。国際語学社、2006、ISBN4-87731-206-4
お寺で見かけるいわゆる「梵字」の練習帳。般若心経つき。なぜか読み書きの解説は、現役のデーバナーガリー文字で。後者は、一応、ユニコードにも入っている。結合文字が多いそうである。

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パソコンで作る私だけの実験室

特集 パソコンで作る私だけの実験室 波形観測や周波数特性の測定、電源/信号の出力も可能に! CD-ROM付き。トランジスタ技術 43(8) 2006-8、CQ出版、ISSN0040-9413
パソコンの音声入出力を利用してオシロスコープなどとして使う方法。ノートパソコンの入力はステレオではないらしく、不可。サウンド・カードも微妙なところで測定向きではない。しかし、パソコンはCPUやディスプレイが豪華なだけにかなり華々しい。

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金属なしでは生きられない

桜井弘。金属なしでは生きられない 活性酸素をコントロールする。岩波科学ライブラリー 120、2006、ISBN4-00-007460-1
活性酸素となっているが、要は生物の酸化還元系と金属化合物のかかわりの話。薬学の先生による話。こうしてみると、薬学も医学と同様に、良い意味でも悪い意味でも古い歴史を背負う学問であることが分かる。

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そろばん・電卓・コンピューター

特集=そろばん・電卓・コンピューター。日本数学協会 編 数学文化 第6号 日本評論社、2006、ISBN4-535-60236-0
「二一天作の五」などの割り算の九九は、筆算とは違う方法の割り算らしく、今回の特集の目玉のようだ。昔のそろばんの珠が多かった理由も述べられている。懐かしい計算尺の話題も少し。話はややとりとめがない。

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カラー版 妖怪画集

水木しげる。カラー版 妖怪画集。岩波新書 (新赤版) 238、2006 (1992)、ISBN4-00-430238-2
はっきりした線で描かれた妖怪の絵図集。調査に基づく創作。恐怖感は本能に近いもので、意識には理由や正体を教えてくれないから、怖いものは怖い。昼間から怖い絵もあって、さすがである。

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SuperHプロセッサのアーキテクチャ

藤澤幸穂。SuperHプロセッサのアーキテクチャ。オーム社、2006、ISBN4-274-20260-7
有名国産高性能マイコンのSHシリーズの、メーカ自身によるソフト作成者のための解説。主目的は型番の選び方のようだ。教育担当者による著なので、独特の分かりやすさがある。ただ参照するにはよいが、実例が少ないので使い方には途方にくれる箇所も。

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歴史を揺るがした星々

作花一志・福江純 編。EINSTEIN SERIES volume12 歴史を揺るがした星々 天文歴史の世界。恒星社厚生閣、2006、ISBN4-7699-1041-X
ツングースカの大爆発のような一大事もあるが、ほとんどは日食や超新星などの歴史を飾った天文の話題。後半は(かなりの田舎も含む)天文ゆかりの全国の史跡巡りである。著者は天文学者らだけに、事実に対する執着は恐ろしいほどで、迫力がある。

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ブラックホールを飼いならす!

福江純。EINSTEIN SERIES volume7 ブラックホールを飼いならす! ブラックホール天文学応用編。恒星社厚生閣、2006、ISBN4-7699-1040-1
現時点で想像しうるブラックホールの利用法を絵解きで並べた本。ブラックホール自体が研究中のためか「結果」はすっきりしない。しかし、いくつかの時空図は興味深い。詳しい図の読み方は書いてないので、解説以上の想像は不可能。

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絵とき「機械設計」基礎のきそ

平田宏一。絵とき「機械設計」基礎のきそ。日刊工業新聞社、2006、ISBN4-526-05621-9
お手本のない機械を作るときには基礎体力(知識)が必要なのは容易に想像でき、その取っかかりの解説書。つまり自作する人向けの解説。とはいえ、工作機械が必要だから、日曜大工は少し超えている気がする。作例は高度で、こんなのが完成したら楽しそう。

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整数の分割

アンドリュースG、エリクソンC、佐藤文広 訳。数学書房、2006、ISBN4-8269-3103-4
自然数をいくつかの自然数の和で表すのが「整数の分割」。本書はオイラーの時代からの成果をまとめたもの。よくこれだけ話題があるものと感心する。

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恐竜ホネホネ学

犬塚則久。恐竜ホネホネ学―骨学は恐竜復元の基本のキである。恐竜展で深く蘊蓄をかたれる恐竜ファン必読の書。NHKブックス[1061]、2006、ISBN4-14-091061-5
体形だけでなく、姿勢や運動や生活がどこまで化石から分かるか。恐竜の生き生きした姿が再現される快著。ただひとつ難点があり、骨と筋肉の解剖学用語が大行進。医療や畜産関係者なら何でもないが、一般にはきびしそう。

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